シナリオとニーズ
本事例は生地工場の出荷・積み込み工程で発生しており、目的は生地ロールをトラック荷室に積み込み、出荷を完了させることです。
対象荷物は生地ロールで、1本あたりの長さは約1.5メートル。車両は長さ7.6メートルのトラックで、積み込み対象はトラック荷室内の作業面です。
現場の主要設備は油圧機構付きの3段伸縮式コンベヤで、積み込み口と荷室内の作業エリアを連続搬送可能な通路としてつないでいます。

3段伸縮コンベヤ
当社の3節伸縮コンベヤは最大7〜9mまで差し込み可能で、トラックやコンテナの奥まで入り、迅速かつ効率的な積み込み・荷下ろし作業を実現します。コンパクトな3節設計は、倉庫、配送センター、高負荷の物流作業に最適で、手作業の搬送を減らし、作業効率を向上させます。
接続方法(設備と荷室の重ね合わせ手順)
積み込み時、3段伸縮式コンベヤをトラック積み込み口に配置し、伸縮部を荷室内に伸ばして搬送端を作業エリアに差し込み、積み込み口と荷室奥の間に生じる『運搬の分断』を軽減します。
油圧機構付き部分は高さ調整と微調整に使われ、車両が正しく停止した後に昇降操作でコンベヤ端と荷室の作業面を滑らかにつなぎ、段差を防いで生地ロールがスムーズに移行できるようにします。
生地ロールはコンベヤ上で受け取られて荷室へ進み、荷室内の交差点に到達すると車室内作業者が受け取り、積載方式に従って配置・整列し、『設備で搬送→人が落とし込む』という分業体制を築きます。
作業工程と人員協調
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投入作業:生地ロールを待機エリアからコンベヤの供給側に移動させ、作業者がベルト上に安定して配置した後に搬送を開始します。
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伸縮と搬送:積み込みが進むにつれて伸縮部が荷室内の作業位置に合わせて伸展・縮退し、生地ロールがコンベヤに沿って荷室内に入っていきます。車室外側の作業者は投入と搬送の連続性を監視し、車室内側の作業者は受け渡しポイントに合わせて生地ロールを受け取り配置します。
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荷室内外の受け渡しと配置:生地ロールが荷室内の受け渡し地点に到着したら、荷室内の作業者が受け取り、配置位置を調整し、すでに置いたロールを整列・整理して次のロールが入る通路を確保します。
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協調確認が必要なポイント:
- 伸縮や油圧昇降調整の操作中は車室内外で連絡を取り合い、受け渡し位置や待機位置に影響が出ないことを確認してから動作を切り替えます。
- 荷室内外の受け渡しでは「受け取ったらすぐ配置する」リズムに注力し、受け渡し位置で生地ロールが滞留しすぎて次の投入に悪影響を与えないようにします。
- 毎回の配置後に現在の積載状況を整理し、次のロールが荷室に入る際に通路が確保されていることを確認します。
導入後の変化
油圧機構付きの3段伸縮式コンベヤを導入した結果、積み込みの連携方法は『荷室内外の受け渡し中心の搬送』から『伸縮コンベヤで生地ロールを連続搬送し、その後人が配置する』形へと変化しました。
現場担当者の動きも長距離搬送中心から、投入・受け取り・配置・整理といった作業リズムに合わせて設備をサポートする方向へと移行しました。
積み込み口の作業フローがより明確になり、待機エリア→コンベヤ→荷室内の受け渡しポイントがはっきりして連携がスムーズになり、積み込み順序に沿って継続的に進行しやすくなりました。




